ウェイター、ウェイトレスとは

ウェイター、ウェイトレスの仕事
ホテルのレストランでのウェイター、ウェイトレスの役割は非常に重要なものです。
料理や飲み物をテーブルまで運び、食後に皿やグラスを下げるだけの単純な仕事だと思ったら大間違い。
ウェイター、ウェイトレスの接客がそのお店のレベル・質を量るバロメーターにもなります。明るく感じの良い接客をすることは基本ですが、お客様に食事を楽しんでいただくための、心地よい時間・空間を演出することにも神経を使わねばなりません。そして心地よい時間・空間の演出こそがウェイター、ウェイトレスの仕事の大きな役割なのです。
欧米のレストランでは年配のスタッフをよく見かけますが、それだけ職業としての奥が深い証拠でもあるのです。
歩き方、身のこなし、言葉づかい、料理・飲み物の運び方、置き方すべてにおいてお客様を不快にさせない振る舞いをせねばなりません。
また、常に客席への目配りをして、オーダー受けのタイミングやお客様からのシグナルとされる「ウェイター、ウェイトレスを探す仕草・キョロキョロと目線で探している」などに機敏に反応し、対応しなくてはなりません。
料理がどんなにおいしくても、ウェイター、ウェイトレスの態度が悪かったり、サービスの仕方が下手だったりすると、すべてが台なしになります。
ウェイター、ウェイトレスはホテルの現場スタッフの中でもお客様と接する時間が長い職種。神経を集中しお客様に心地よいと感じてもらえるサービスを提供する大切なポジションなのです。
コース料理の場合などは、2時間以上ということも珍しくありません。レストランを普段からよく使っていただいている常連のお客様に対しては、ビールの銘柄はもちろん、肉の焼き具合や塩加減など、好みをしっかり覚えた上でサービスに努めねばなりません。
ウェイター、ウェイトレスには、サービスの「技能」と「ホスピタリティ」が求められます。修練を積めば「レストランサービス技能士」という国家資格を得ることもできます。
ウェイター、ウェイトレスの見習いであるバスボーイからスタートしてウェイター、ウェイトレスそしてヘッドウェイター、ヘッドウェイトレス、さらにはアシスタント・レストランマネジャー、責任者でもあるレストランマネジャーを目指しましょう。
